Oodi (オーディ)は、世界で一番識字率の高い国で図書館の新時代を創り出します


(c) Tuomas Uusheimo

読書好きの国を代表する図書館、Oodi(オーディ)は世界の公共図書館に新基準をもたらします。生涯学習、アクティブ・シティズンシップ、民主主義と表現の自由を促進する任務を持ったOodiは、技術と進歩的な価値観を採用して、本の貸し出しに加え、様々な革新的サービスを提供します。

Oodiはヘルシンキの新しい中央図書館で、フィンランドの101回目の独立記念日の前日、2018年12月5日にオープンします。国家から国民への誕生日プレゼントと言われる17,250平方メートルの図書館は、フィンランドの建築事務所、Antti NousjokiとSamuli Woolstonが率いるALA Architectsが手がけました。

Oodi中央図書館は、フィンランドにおける図書館の新しい時代を具体化したもので、生涯学習、アクティブ・シティズンシップ、民主主義と表現の自由を促進するという図書館の役割を設定した図書館法の2017年の更新を反映するものです。Oodi は、フィンランド国会議事堂の向かいに位置しており、行政と国民の関係を象徴しています。二つの建物はKiasma現代美術館、Helsingin Sanomat 新聞社のオフィス、 Musiikkitalo コンサート・ホールなどの芸術・文化施設に囲まれた市民広場を挟んで向かい合わせとなっています。

Oodi の設計やプログラムは、図書を利用し、文化を体験する新しい機会を創り出すために技術を活用しています。図書館内のスペースの3分の1に、蔵書は常時10万冊という比較的少ない数にもかかわらず、オンラインサービスと図書仕分けロボットを活用し、マウスをクリックするだけで約340万のアイテムが利用できるようになっていることから、Oodiはより大規模で分散した図書館システムの主要サービスポイントとなっています。Oodiでは、すでに確立されているHelMetオンライン図書館カタログとオーダーシステムを通して、ヘルシンキ首都圏エリアのすべての蔵書を利用することができます。

膨大な蔵書を抱えるということを優先順位から外すことで、Oodiの図書館員とデザイナーは、図書館の役割を見直すことができました。充実したワークショップと図書館利用者との協議により、彼らは新しくより包括的な方法を採用しました。その結果、図書館は図書に加え、映画館、レコーディングスタジオ、製作スペース、公共サービス、展示、コミュニティーイベントのスペースなどを提供する屋内の市民広場、市民の「リビングルーム」となりました。

ヘルシンキ市長Jan Vapaavuoriは以下のように述べています。

「図書館サービスとは、人々への投資です。人材開発をすることにより、都市が知識、アイデア、文化を商品として世界と取引することで発展する次世代の社会に備えることができます。知識はすべての人のためにあるという原則は、フィンランド社会に長い間根付いている成功の構成要素で、行政と市民の信頼の上に確立された市の不可欠な基盤です。

ヘルシンキは、知識経済の世界的なリーダーですが、Oodiの開館により、それはさらに卓越したものになるでしょう。この図書館は資源を利用する権利と機会均等がすべての人に奨励される、より平等な社会における知識とその役割に対する集団的取り組みです」

文化・レジャー担当の副市長は以下のように述べています。

「Oodi は、すべての市民に文化、表現の自由、自己実現の可能性にアクセスできるスペースを提供するための公共図書館サービスを代表するものです。Oodiは、国会議事堂、フリープレス、美術館や博物館といった現代の自由民主主義の機関に囲まれた街の中心にあります。この知識の宮殿が人々と機関を結びつけ、新しい交流や体験、理解を可能にし、私たちだけではなし得ないことが達成できるよう願っています」

Oodiの館長、Anna-Maria Soininvaaraは以下のように述べています。

「Oodi は、図書館がどうあるべきかということを探る長く詳細なプロセスから生まれたプロジェクトです。議員、同僚、利用者と話し合いを重ね、集団的に答えを模索し、私たちの社会のすべての人々の需要を満たすために、人々の権利を尊重して民主的な意思決定をしてきました。

12月5日に新しい建物がオープンし、私たちの図書館物語の第一章の終わりをお祝いします。新しい章が始まり、わたしたち図書館員はまさに新しい場所の探索を始めたばかりです。これから先も、Oodiに築いた協力と探求の精神を用い、すべての利用者のたえず変わり続ける必要を満たす新しい方法を探り続けます」

ALA Architectsの3人のビジネス・パートナーの一人、Antti Nousjokiは以下のように述べています。

「Oodi は、図書館組織の中にある思考と行動の大規模な公開討論会と言えますが、その影響力の範囲と機能は従来の図書館の域をかなり超えています。それは、発展するヘルシンキの真ん中で、完全に熟達した公共生活、思想、生産、共用を可能にするものです」

Oodiの設計は、国際公募に参加した544のエントリーから選ばれたものです。フィンランドのALA Architects の設計による図書館はヘルシンキの中心に最後に残った非常に広大な空き地に完成しました。フィンランドのトウヒの厚板におおわれて舞い降りてきたような図書館の構造は、市民広場の公共空間を図書館の囲いのある公共空間まで広げようとするもので、ひさしがこの2つの空間の境をあいまいにし、バルコニーからは広場の向こうにある国会議事堂を見渡せるようになっています。


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フィンランドの公共図書館

2016年の調査によればフィンランドは世界で一番識字率の高い国となっています。9800万ユーロのOodiプロジェクトは世界でも有名なフィンランドの公共図書館ネットワークのフラッグシップで、世界におけるこれからの図書館開発における新しい前例となるものです。

公共図書館はフィンランドの人々の生活の中心的役割を果たしています。公共図書館のサービス利用は、法で定められたすべての国民の権利です。フィンランド人は世界でもっとも図書館を積極的に利用する国民で、550万人の国民が1年間に6800万冊の本を借りています。一人当たり12冊以上ということになります。

2017年フィンランドは図書館サービスに関して、国民一人当たりにつき57ユーロ(65.40米ドル)を支出しています。これに対しアメリカでは、39.34ドルとなっています。2016年の調査で、フィンランドは世界で一番識字率の高い国となりました。

20世紀初めに独立した国のリーダーたちは、公共図書館は人的資本への投資で、天然資源やすでに確立された産業基盤のない地域の教育と経済の開発を促進するための手段だとしています。今日、フィンランドは先進経済ですが、図書館サービスへのアクセスは制定法上の権利のままであり、法律で保護されています。フィンランドの最初の図書館法は1928年に制定され、2017年に更新されました。この法令により、図書館には誰でも平等に文化に触れることができるようにし、生涯学習、アクティブ・シティズンシップ、民主主義、表現の自由を促進する役割があります。

フィンランドの公共図書館は、図書を貸し出すという中核サービスに加え、幅広いサービスを模索し始めました。音楽のリハーサルや録音スタジオからコミュニティースペースまで様々なアメニティーを提供することは未知のことではありません。Oodiのメーカースペース(製作スペース)には、3Dプリンターなどのテクノロジーが備わっており、従来の生涯学習に加え、21世紀のデジタル経済におけるデザインと製造を形成する新しいテクノロジーを試す機会を市民にもたらします。

フィンランドの図書館は、共有経済にも手を広げ、利用者にスポーツ用具や電動工具、食器、その他随時使用する物理的なものを貸し出しています。

フィンランドは、2018年にヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展において独立前から今日に至るまでのフィンランドの公共図書館の設計の歴史を展示しました。

Oodiの公共芸術

フィンランドの法律により、新しい図書館は必ず「パーセント・フォー・アート」、つまり予算の一定の割合を公共芸術の振興に支出する必要があります。Oodiでは、10万ユーロを公共芸術のために支出しました。Oodi のパーセント・アートは、ヘルシンキ・アートミュージアムHAMのとりまとめにより、フィンランド人アーティスト、Otto KarvonenとJani Ruscicaに委託されました。

ビジュアルアーティストOtto Karvonenの作品は、図書館の利用者に捧げられたものです。図書館の階段に置かれた作品は、公募で集められ、審査員が選んだ様々な集団グループを表現する言葉から、アーティストが作り上げたものです。

新しい取り組み

Oodiの設計は、利用者との話し合いとヘルシンキ周辺の図書館での実験的な試みから大きな影響を受けています。利用者がどのように図書館を利用し、将来どのような図書館が必要とされているのかを聞き、Oodiのプランナーたちは図書館の空間を見直し、イベントや参画のためのスペースを増やしました。

Oodiの進歩的な文化プログラムは図書館を運営する図書館員たちの仕事のやり方により補完されています。組織内のそれぞれのチームが自主性を持っていて、スタッフの投票によって集団的決定ができるようになっています。図書館全体に関わることについては、投票を行う前にスタッフ全員に知らされます。

 

本件に関するご質問やインタビューに関するお問い合わせ先:

ING Media: helsinki@ing-media.com / +44 (0)20 7247 8334

Finland ranked world's most literate nation
Public Libraries in the United States Survey p 12

 

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