世界的著名人に支持されるBe Cruelty-Free キャンペーン 、 日本における化粧品の動物実験を終わらせるために東京で開始

Be Cruelty-Free Japan 、動物に苦痛を与えない美しさを推進

東京 (201 4 3 18 ) —ヒューメイン・ソサイエティー・インターナショナルは、世界中の化粧品の動物実験を終わらせるための世界最大規模のキャンペーンである Be Cruelty-Free を日本で開始する。 Be Cruelty-Free は、すでにインド、中国、韓国、オセアニア、ブラジル、ロシア、カナダ、そしてその他の地域において政策の変革をもたらしており、ポール・マッカートニーやリッキー・ジャーヴェイス、スパイス・ガールズのメラニー・チズムや、高松宮殿下記念世界文化賞を受賞したジュディ・デンチなどの国際的な著名人により支持されている。

国際NGOであるヒューメイン・ソサイエティー・インターナショナル(Humane Society International)及び化粧品販売の株式会社ラッシュジャパンは、力を合わせ、動物に苦痛を与えない美しさを推進し、日本における化粧品の動物実験を終わらせるよう呼びかけている。日本の化粧品市場は、EUと米国に続く世界で三番目の規模であり、その規模は2兆3000億円であると推測されている。

Be Cruelty-Free 日本コミュニケーション・コンサルタントの山﨑佐季子は、次のように述べている:「 Be Cruelty-Free のキャンペーンを日本で開始できることをとても楽しみにしておりました。残念ながら、日本においては、世界中多くの国において既に禁止されている、時代遅れの化粧品試験により、多くの動物が不必要な苦痛を与えられています。HSIは動物を使わない最先端の試験方法の進歩に取り組んでいる日本の関係者を称賛いたします。しかしながら、化粧品開発においては未だに1940年代に開発された動物を用いた試験が使われているのです。人と動物双方のために、日本にもCruelty-Free(苦痛を与えない方法を使うよう)になってほしいと思っております。」

日本には化粧品の動物実験を義務付ける法律はなく、禁止する法律もない。したがって、動物実験実施の判断は主に個々の企業の判断に任されている。株式会社資生堂や株式会社マンダムは、全てではないが、ほとんどの動物実験を廃止した。しかし、日本の業界の主要な化粧品企業の多くは未だに動物実験を実施している。これには、毛を剃ったウサギの皮膚に物質を塗りこむ皮膚刺激試験や、物質をウサギの目に点眼する眼刺激試験や、試験物質を大量に強制経口投与し、致死量を確認するための、「急性毒性試験」などが含まれる。

世界的には、安全性が評価されている既存の原料や、動物を使わない試験方法を用いることにより、何百もの化粧品企業が新たな動物実験を実施しないように取り組んでいる。さらに、日本においても、化粧品の動物実験に関する消費者の意識は向上している。近年ラッシュと日本国内の動物保護団体らとパートナーシップでHSIが実施した意識調査においては、9割近くが、化粧品企業に動物実験を必要とする原料を使ってほしくないと考えていることが明らかになった。

Cruelty-Freeの(動物に苦痛を与えない)化粧品の製造販売を行う株式会社ラッシュジャパンは、HSIのキャンペーンが日本で開始されることを歓迎している。株式会社ラッシュジャパンのチャリティー・キャンペーン スーパーバイザーの秋山映美氏は次のようにコメントしている:「ラッシュでは、『動物実験を行わない会社からのみ原材料の買い付けを行うこと』を信念に掲げ、全ての製造段階において動物実験反対の姿勢を貫いています。そして、私たちは、LUSH Prizeを設け、研究者やNGOによる動物を使わない実験方法の普及や開発の支援を行っています。化粧品のための動物実験は必要のない残虐な行為であり、私たちは、動物実験をしなくても安心してお使いいただける化粧品を製造しています。ラッシュの本社があるイギリスでは、化粧品の動物実験は1997年に廃止され、2009年にはヨーロッパ全土において禁止されました。我々は、HSIのBe Cruelty-Freeキャンペーンを日本で実施することに心から賛同するとともに、日本において動物実験の禁止に向けて、消費者を巻き込んだ取り組みになることを期待しています。」

日本の消費者は、オンラインの Be Cruelty-Free の誓約に署名することにより、日本での化粧品の動物実験の廃止に支持を表明することができる。

以上

問い合わせ :

HSIイギリス: Wendy Higgins, +44 (0)7989 972 423, whiggins@hsi.org

HSI 日本担当者: 東さちこ, 070-5584-9546, sazuma@hsi.org (日本語対応のみ)

                         山﨑佐季子, syamazaki@hsi.org

注釈

動物実験が法令で義務付けられているのは、企業が新たな原料を使いたい場合である。例えば、化粧品基準のポジティブリストを改正し、防腐剤や紫外線吸収剤等を新たに使いたい場合や、医薬部外品(薬用化粧品)において、新たな原料を使う際、動物実験が求められる。

「Cruelty-Free な(動物に苦痛を与えない)化粧品」とは、特定の期日以降動物実験が実施されておらず、化粧品に使用することが安全であるとその期日以前に分かっている完成品、調合、及び原料を指す。これは、原料、調合や完成品が過去に動物実験されていないということではない。

動物を使わない試験方法は最新の科学技術の象徴であり、従来の動物を用いた試験と比較していくつかのメリットがある。これらの試験方法は動物に苦痛を与えることがなく、人により適用しやすい試験結果を提供し、また多くの場合、より安価で迅速に結果を出すことができる。例えば、EPISKIN、EpiDermやSkinEthicのような人間の肌を再構築したものを用いた皮膚試験もいくつか存在し、また、太陽の光により誘発される光毒性のための「3T3 NRU」試験や目の腐食性試験のBCOP試験等がある。

ヒューメイン・ソサイエティー・インターナショナル (Humane Society International, HSI) 及びそのパートナー団体は、世界最大級の動物保護団体です。 HSI 20 年近くにわたり、科学、アドボカシ―、教育及び実践プログラムを通して全ての動物の保護に取り組んできました。「世界中の動物に畏敬の念を示し、動物虐待に立ち向かう」ウェブサイト― hsi.org/becrueltyfree

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