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花見フェスティバル、デザイン・文化イベント、自然、心やすらぐサウナなど 見どころ満載のヘルシンキ

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ロイフヴオリの花見 写真提供: Juha Valkeajoki 

ヘルシンキはアジアの国々からアクセスしやすい旅の目的地で、フィンランドは今年、日本からの主要旅行先の一つとなっています。日本からの直行便を利用して、フィンランドでフィンランド人の幸福感を体験することができます。都市滞在型休暇では、質の高いアートやデザイン、地元の食やカフェ文化を楽しみ、身近で本格的なサウナを体験したり自然のやすらぎを感じたりすることができます。ヘルシンキではまた、ロイフヴオリ(Roihuvuori)の花見フェスティバルのような素晴らしいイベントも開催されます。 

ヘルシンキのロイフヴオリで開催される花見フェスティバルは、おそらくヘルシンキでもっとも日本的な行事で、様々な日本文化が紹介され、日本人や日本からの旅行者も含め、何千人もの人々が集まります。フェスティバルでは今年も桜の女王が選出されます。桜の女王は日本-フィンランド間の文化大使としての役割を果たし、フィンランド国内外で日本文化イベントに出席します。桜の女王は日本とフィンランドの外交関係樹立100周年となった2019年から選出されるようになりました。  

花見を楽しめるようにと、2007年にフィンランド在住の日本人が100本のの木を市に寄贈して以来、ヘルシンキのロイフヴオリはフィンランド最大の桜の名所として知られています。花見フェスティバルはロイフヴオリ公園で2008年に始まり、桜の木は300本以上となり、ヨーロッパ最大の花見フェスティバルの一つとなっています。このイベントは多くのボランティアによって行われますが、ヘルシンキ市も積極的に公園の開発に取り組んでいます。市は数年にわたり公園を拡張し、鳥居、小川、橋のような日本的な要素を設置するなどして拡充を行っています。さらに在住の日本人や日本文化を学んだり趣味としたりしている人々が公園の開発やフェスティバルに尽力しています。フェスティバルでは、たくさんの人々が素晴らしい桜の下でピクニックをして、春の日差しと日本にちなんだ企画や各種プログラムを楽しみます。当日はパラパラ舞踏、折り紙、習字、武道、琴演奏、和食など、様々なプログラムが用意されています。 

ヘルシンキ群島でアートとサウナ トーベ・ヤンソンの足跡をたどる  

海や群島にアクセスできるようになる5月はヘルシンキを最高に楽しむことができます。ヘルシンキの島々はそれぞれに特徴があり、多様な自然が楽しめます。また、群島はフィンランドの芸術家がインスピレーションを得た場所でもあります。ムーミンの生みの親トーベ・ヤンソン(Tove Jansson)もその一人で、『少女ソフィアの夏』として和訳出版されている彼女の象徴的な小説(1972年)は、映画化され今夏フィンランドで公開となります。 

多くの島に連絡船やフェリーでアクセスできます。夏の間、島々ではガイド付きツアー、カフェやレストラン、サウナなどのサービスも提供されます。また、今年は群島でアートも体験できます。2023年6月12日~9月17日、質の高い現代アートのイベント、ヘルシンキ・ビエンナーレ(Helsinki Biennial)がヴァッリサーリ(Vallisaari)島で開催されます。この夏2回目となるヘルシンキ・ビエンナーレ 『New Directions May Emerge』(新しい方向性が現れるかもしれない) は、世界に代替の生活様式とそれを理解することを提案し、代替の可能性を想像させるものです。環境破壊、政治的紛争、技術発展の影響など差し迫った問題をテーマとした作品が展示されます。ヴァッリサーリでは、環境及び独特のエコシステムと繊細な対話をする作品が屋外に設置されます。ヴァッリサーリ最古の火薬庫では、新しい委託作品を体験することもできます。 

ヴァッリサーリの隣にあるロンナ(Lonna)島では、5月に公共サウナのシーズンが始まります。ロンナのサウナは伝統的なサウナ文化へのオマージュです。サウナは大きな木製サウナストーブで温められ、外気浴をするためのテラスからは美しい群島の景色を眺めることができます。サウナに入った後は、島にある様々なレストランで夕食を楽しむこともできます。   

ロンナのサウナ 写真提供: Julia Kivelä 

世界的に有名でフィンランド人に人気の芸術家の一人アルベルト・エデルフェルト(Albert Edelfelt)の生涯にわたる包括的な展示が、改装を終了したばかりのアテネム(Ateneum)美術館で開催されます。エデルフェルトは世界に大きなインパクトを与え、先駆者として、後に続くフィンランド人芸術家のために道を開拓し、パリでのコネクションを築きました。展示会では彼の家族、当時の著名人、芸術家仲間の肖像画、パリの風景画、またエデルフェルトの南フランス、イタリア、スペインへの旅の描写などが紹介されます。エデルフェルトは故郷ポルヴォーやハイッコのヴィラ、ヘルシンキなども描いています。 

テキスタイルデザインと伝統工芸  

デザインミュージアムでは、テキスタイルデザインで有名なアーティストでデザイナーのクスター・サクシ (Kustaa Saksi 1975年生まれ) の世界に親しむことができます。クスター・サクシ: ボーダーランズ(Borderlands) の展示では、サクシが2013~2023年にジャカード織の技術を使って制作した幅広いテキスタイル作品が紹介されます。 現代デザインとプリントが、ジャカード織とフィンランドのテキスタイル製造の長い歴史と融合します。ボーダーランズの展示では現実と幻想の間にある時点を探求します。またこの展示のために新たに委託された大規模な作品もいくつか展示されます。 

カンパニー(COMPANY)は、アーム・ソン(Aamu Song)とヨハン・オリン(Johan Olin)により2000年に設立されたフィンランドと韓国のデザインユニットです。ヘルシンキにデザイン会社を構えるソンとオリンは、アーティスト兼デザイナーであり、今春広い店舗に場所を移して再オープンしたサラカウッパ(Salakauppa)も運営しています。二人はフィンランドと世界のなじみのある伝統製品や製造業者の物作りを基礎にデザインした製品を販売しています。二人は地元の職人技能が育まれている場所に旅をし、伝統的なものを生産する工場や職人を訪ねインスピレーションを得ています。二人はまた製造業者のために伝統的な手法を使って製造する現代的な製品のデザインも手がけています。コラボレーションから生まれたものは、まるで明かされた秘密のようなものです。 日本の伝統的なこけしから成るシークレット・オブ・ジャパン(Secrets of Japan)もその一つです。 

デザインミュージアムもサラカウッパもヘルシンキ・デザイン・ディストリクト(Helsinki Design District)にあり、このエリアではさらに様々な魅力あるデザインに出合えます。 

ヘルシンキのデザイン、イベント、展示会、レストラン、ローカルによるヒントについて、さらなる情報はmyhelsinki.fiでご覧ください。 

お問い合わせ先: 

Kristiina Syväoja  
Manager, PR and Communications  
tel. +358 40 336 1085  
kristiina.syvaoja@helsinkipartners.com  
https://www.helsinkipartners.com/

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