ヘルシンキは日本の企業と投資家の皆様に、グローバルな課題解決に必要な卓越した条件を提供します
写真:ヘルシンキ・パートナーズ
ヘルシンキ市と東京都は、持続可能な未来を一緒に築くためのアイデアと目標を交わし合うために会談します。今週、東京で開催されるシティ・リーダーズ・プログラムの中で、ヘルシンキ市の代表団と小池百合子東京都知事は、両市の盛んな企業の生態系だけでなく、教育分野でも連携を深めていくことに合意します。
ヘルシンキのスタートアップ界は、公平な教育投資の豊かな歴史と、公共部門と民間部門の双方からの力強いサポートにより、活況を呈しています。職場での多様性と包摂性の高まり、そして寛大な新しい育児休暇政策がさらにこのブームを後押しし、公平で働く人を力づける職場環境を作り出しています。
7年連続で「世界一幸福な国」に選ばれたフィンランドの首都ヘルシンキは、幸福と創造性の灯台です。
「ヘルシンキでは、すべてを手に入れることができます。つまりよいワーク・ライフ・バランスを保ちながら成功したキャリアを手に入れることです。生活の質、特に仕事と余暇のバランスは、さまざまな業界のスタートアップ企業が各々の業界で大きく成長していく上で重要な役割を果たしています。社会やメディアが起業家精神に前向きな態度であることも、ヘルシンキや北欧全般のスタートアップ企業の成功に重要な役割を果たしています」とヘルシンキ市長のJuhana Vartiainen,ユハナ・ヴァルティアイネン氏は述べています。
ヘルシンキ、2030年までにカーボンニュートラルへ
ヘルシンキは、2030年までのカーボンニュートラル達成に向かって、10年後の二酸化炭素収支マイナスという計画とともに迅速に進んでいきます。このグリーン・トランジションを加速させるため、ヘルシンキ市は世界的な影響を増強させる日本のイノベーションを求めています。
ヘルシンキ都市圏における産学官連携組織であるヘルシンキ・パートナーズのClarisse Berggårdhクラリス・バーガードCEOは、「都市レベルの気候変動対策は、迅速で大きな変化に不可欠です」と述べています。
ヨーロッパで2番目に革新的なヘルシンキ首都圏は、コンパクトではありますが、実はその小ささこそが、先駆的なプロジェクトに対して素早く対応しオープンする大きな原動力です。自らが高い目標を掲げているヘルシンキ市こそは、ビジネスや都市全体をカーボンニュートラルに近づけるための解決方法を試すのに最適な場所です。
2019年から2023年の間に、フィンランドは日本から13の外国直接投資プロジェクトを誘致しました。これらのプロジェクトは合計で318の雇用を創出し、資本投資の総額は1億1347万米ドルにのぼりました。13件のうち2件をのぞくすべてのプロジェクトがヘルシンキ市のあるウーシマー地域に位置しています。
日本企業や投資家にとってのヘルシンキでのビジネスチャンス
ヘルシンキでビジネスチャンスを探している日本企業や投資家のために、ヘルシンキ市 が運営するヘルシンキ・パートナーズは、広範なコンサルティングや安全な移行サービスを提供しています。銀行口座の開設や事業登録など、フィンランドでビジネスを拡大するための実践的なアドバイスから、企業のトップやパートナー候補の直接紹介、フィンランドや欧州での資金調達情報へのアクセスなど、さまざまなサービスを提供しています。 経済発展の促進のためにヘルシンキ市が支援しているこれらのサービスは、すべて無料でご利用いただけます。
ヘルシンキは欧州市場への玄関口として機能し、日本企業にとっても魅力的な研究・イノベーション環境を提供しています。
90 Day Finn、Venture Nordics、Founders to Finlandなどのプログラムは、企業がヘルシンキの魅力と底力を発見するための安全な挑戦を提供します。「私たちのプログラムは、あなたのビジネスにヘルシンキが合致しているかどうかを探るためのゲートウエイなのです」とバーガードCEOは述べています。
フィンランドと日本の新たな関係が生まれます
フィンランドと日本には、100年以上の外交関係に裏付けられた長年の友好関係があります。北欧諸国の中でも、フィンランドと日本との結びつきは独特で、その理由の中には、両国で愛されているムーミンや、サウナや温泉を楽しむという共通の文化があります。一方で、人口わずか550万人(人口規模としては日本の兵庫県や北海道に相当します)のフィンランドには、起業家精神が強く息づいています。東京市による地元の起業の生態系への支援増加は、東京とヘルシンキが共有している関心に新たなページを加えるものです。
ヘルシンキを拠点とするスタートアップ・ハブ、マリア01は成長を続けており、地元のスタートアップ・エコシステムの成長を支援するためにヘルシンキ市も大きな投資を行っています。
「Maria 01は、起業の生態系の横断的なプレーヤーが共通の目標を持つことで素晴らしいことが起きるという典型的な例です。Mariaにおける私たちの目標は、コミュニティ全体が繁栄し、互いにサポートし合えるようにし、またそのことを毎日感じられるようにすることです」と、Maria 01のSarita Runebergサリタ・ルーネベルグCEOは述べています。
詳細のお問合せ先:
Sara Jäntti サラ・ヤンッティ
Senior Manager, PR & Communications, Helsinki Partners
ヘルシンキ・パートナーPR&コミュニケーション・シニアマネージャー
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