5年間 の 成長目標は 1 億 ユーロに設定
Quuppa、成長加速に向けて2000万ユーロを調達
Espoo、2020年8月21日
リアルタイム・ロケーティング・システムズ(RTLS)の世界的なプロバイダーであるQuuppaは、本日、2,000万ユーロ相当の初めての投資ラウンドを発表しました。このラウンドの投資家は、急成長する中小企業に焦点を当てた、フィンランドに拠点を置くプライベート・エクイティ・ファンドBocapと、国際市場でフィンランドのテクノロジー企業を成長させた確かな経験と実績を持つ、ハイテクコンサルティンググループTCG Oy(TCG)です。
2012年の設立以来、Quuppaは健全な成長とキャッシュフローに恵まれ、1,000万ユーロの収益に達しています。現在同社は、調達した資金をもとに世界市場での大きな飛躍を目指しています。
「新しい投資によって、私たちはサービスをスケールアップし、グローバルパートナーのネットワークを一層良好にサポートし、弊社の技術とサービスをさらに発展させることができます。私たちの目標は、5年間で1000万ユーロから1億ユーロへと成長し、市場リーダーとしての地位を確立することです。」とQuuppaのCEO兼創業パートナー、Kimmo Kalliola氏は述べます。
Quuppaはすでに2000以上のロケーションベースのサービスソリューションを展開しており、世界中に170社以上のパートナーが存在します。フィンランドに加えて、Quuppaは米国、中国、オーストラリア、アラブ首長国連邦にオフィスを構えています。
RTLSの世界市場は、2023年までに、年間成長率22.5%で、7,500億ユーロに達すると予想されています(MarketsandMarkets™)。このラウンドの投資家たちは、Quuppaの可能性を強く信じ、株式と強力な専門知識による貢献を惜しみません。
「BocapはQuuppaに非常に期待しています。私たちは、3年から5年以内に高い収益を上げながらグローバル市場での飛躍的な成長を目指す野心的な起業家に注目しており、同社はそれに完璧に一致します。」と、Bocapのパートナー、Vilma Torstila氏は語ります。
1つの技術で多様なニーズに対応
Quuppaインテリジェント・ロケート・システムは、各種業界のお客様がBluetooth対応タグを使用して人、物、デバイスの正確な検出を可能にします。 独自のメソドロジーと位置決めアルゴリズムにより、センチメートルの精度でリアルタイムの追跡が可能です。
Quuppaの技術は、製造業、医療業界、スマートビルディング、さらにはスポーツ業界など、いくつかの垂直的市場で使用されています。
「インダストリー4.0は、最高のパフォーマンスを実現するために自動化および最適化されたスマートファクトリーのアイディアを導入しています。お客様は、リアルタイムで人や資産を検出することにより、生産効率や操作安全性を向上させることができます」と、Quuppaの最高経営責任者(CEO)、Kimmo Kalliola氏は、その利点を説明します。
また、日本の福井大学病院などのエンドユーザーにより、医療分野においても急速に成長しています。位置タグは、パルス測定、オキシメトリー、血圧測定装置に統合できるので、医療業界に機能横断的な利点を提供できます。
「Quuppaの屋内測位プラットフォームの多彩なユースケースには非常に期待しています。システムは、時速100マイル以上で飛ぶホッケーパックをリアルタイムで追跡できるのです。この技術がいかに堅牢かをご理解いただけるでしょう。」と、TCGのRisto Virkkalaは語ります。
新型コロナウイルス(Covid-19)が生む新たな需要
新型コロナウイルスによるパンデミックは、ヘルスケアやより幅広い業界を跨ぐ企業での、位置ベースの技術に対する需要を高めました。このような企業は、工場、建設現場、スポーツスタジアム、オフィスを安全に再開するための方法を模索しているからです。Quuppaは、ソーシャルディスタンス、接触追跡、プロセス監視用のアプリを通じて、ウイルスの拡散防止に貢献します。
「Quuppaの技術は、スマートファクトリーや建物の効率を向上させるだけでなく、病院、高齢者ケア施設、新型コロナウイルスとの戦いの現場などで私たちが目にしてきた、一般の人々の生活も改善します。」と、CEOのKimmo Kalliola氏は語ります。
詳細は以下にご連絡ください
Quuppa:副マーケティング、Sari Arjamo-Tuominen
sari.arjamo-tuominen@quuppa.com
Bocap:パートナー、Vilma Torstila