• news.cision.com/
  • Business Finland/
  • なぜフィンランドは7年連続で世界一幸せな国に選ばれているのでしょうか?その秘密は、低ストレスで高信頼、イノベーション豊かなライフスタイルにあります。

なぜフィンランドは7年連続で世界一幸せな国に選ばれているのでしょうか?その秘密は、低ストレスで高信頼、イノベーション豊かなライフスタイルにあります。

Report this content

国連の「世界幸福度報告書」でフィンランドが7年連続、世界一幸福な国に選ばれました。その理由は、個人が安全だと感じてリラックスできるような基本的な信頼がフィンランド社会全体に根付いていることにあります。もうひとつの理由は、自然が身近にあるので、ストレスを断ち切れることにあります。ストレスの少ないライフスタイルは創造性を育むので、フィンランドは世界で最も革新的な国のひとつになっています。

フィンランド社会に根付く信頼

フィンランドが幸福度ランキングで常に1位であるのは、社会における信頼と自由のレベルが高いことで説明できます。調査結果が示しているように、このことがウェルビーイングや生産性の向上に寄与しています。フィンランドは、透明性と腐敗認識指数において、常に世界でトップクラスに位置しています。フィンランド人は隣人や公務員、政府を信頼する傾向があります。政治的自由、市民的自由、報道の自由においてフィンランドは上位にランキングしており、しかも、個人と組織の両方で自由度が高くなっています。

「よく機能している、公平で平等な社会では、人々は心配することが少なくなり、自分の人生を生きることに集中できます。そうした社会では、人生における決断の誤りや不運があっても、必ずしも大きなマイナスとはなりません。安全だと感じることは、私たち人間の原始的な欲求のひとつです。安全でなければ、リラックスして共同で何かを創造したり、イノベーションを生み出したりすることはできません」と応用心理学研究者で『優しい力』の著者、シス・ラボ創設者のエリサベト・ラーティ博士は説明しています。

自然との近さが創造性とイノベーションを育む

フィンランド幸福研究所FHI)が、フィンランドに住む人々に人生を幸せにするものは何かを質問する調査を行いました。それによると、フィンランド人は必ず、自然が近くにあり、レクリエーションや息抜きの機会があることを挙げています。フィンランドでは、公園や森が歩いて10分以上かかることはありません。きれいな水、汚染されていない空気、手つかずの自然は、ウェルビーイングと幸福に大きく役立ち、創造性を育みます。

イェール大学講師でベストセラー『幸福の軌跡』と『独立』の著者であるエマ・セッパラ博士は、幸福学を専門に研究しています。博士は、バックパッカーのグループが電子機器類から隔絶された自然の中で4日間過ごした後、創造性テストで50%良いスコアを出したという最近の研究を紹介しています。

「例えば、フィンランド人が1週間、1カ月、1年に自然の中でどのくらい時間を過ごすか考えてみたら、この実験よりもはるかに多い時間を過ごしていることになります。

スイッチを切ってリラックスしているとき、脳はアルファ波が発生するモードになっています。つまり、積極的に問題解決に取り組み、革新的な解決策を考え出すモードになっているのです。もっとクリエイティブになりたければ、1日の中で意識的にリラックスする時間を持つ必要があります。フィンランドに住む人々にとっては、サウナもそうですが、森がそうしたリラックスにピッタリの場所です。フィンランド人のストレス解消ライフスタイルはイノベーションを促進します」と説明しています。

フィンランド流の幸せをつかみ取る - フィンランドとのコラボレーションへの誘い

フィンランド幸福研究所の調査では、フィンランド人が世界一幸せな国民であるという経験に影響を与える要因のひとつが「SISU(シス)」です。SISUは根性や粘り強さ、決意などを組み合わせたフィンランド独自の精神です。しかし、ラーティによれば、フィンランドでは「SISU」は単に物事を成し遂げるための性格的な強さではなく、物事の進め方における質を向上させようとする姿勢を示すものでもあります。誠実さを原動力に、あらゆる取り組みにおいて最善の結果を求めて努力することで、個人も企業も成功を収めることができます。

世界で最も競争力があり、最も解放された経済のひとつであるフィンランドは、ビジネスにとって素晴らしい出発点となる国です。

ビジネスフィンランドのフィンランドPRサービス担当、ヨハンナ・ヤカラ常務取締役は、

「ストレス解消のライフスタイルはフィンランドの職場環境にも影響を与えています。フィンランドはヒエラルキーの少ない国で、ワークライフバランスが非常に重視されています。ここに来れば、とてもユニークなライフスタイルを手に入れることができます。フィンランドを訪れ、フィンランドとコラボレーションを行い、フィンランド流の幸せをつかみ取ろうとする方々、そして企業を歓迎いたします。幸せはビジネスにとって良いものであり、幸せな従業員は生産性の高い従業員であると私たちは考えています」

メディア連絡先

Ryoko Suzuki, Office Coordinator, Business Finland Japan, +81 3 64325270, ryoko.suzuki@businessfinland.fi

Salla Salovaara, Head of International PR and Media, Business Finland, +358 40 526 0100, salla.salovaara@businessfinland.fi

ビジネスフィンランドについて

E・エリサベト・ラーティ博士は心理学の専門家で、フィンランドにおけるSISU概念の先駆的研究者です。著書に『優しい力 -SISUの穏やかさを用いた思考法、指導法、成功法の革命』。www.sisulab.com

エマ・セッパラ博士は心理学者、イェール大学研究員・講師でベストセラー『幸福の軌跡』、『独立』の著者です。www.emmaseppala.com

ビジネスフィンランド は、イノベーションの資金調達や貿易・旅行・投資促進を行うフィンランド政府の機関です。ビジネスフィンランドの760人以上の専門家が、世界40カ所以上のオフィスとフィンランド国内16カ所のオフィスで活動しています。ビジネスフィンランドは、チームフィンランドのネットワークの一部です。www.businessfinland.com

インベスト・イン・フィンランドは、外国企業がフィンランドでのビジネスチャンスを見出すのを支援し、投資先としてのフィンランドに関する情報を作成し、地域の団体や国際的な団体との積極的なネットワーク作りによって、投資誘致のための国の取り組みを強化・調整しています。インベスト・イン・フィンランドは、フィンランドの外資系企業に関する情報も収集・更新しています。インベスト・イン・フィンランドはビジネスフィンランドの一部です。

ワーク・イン・フィンランドは、フィンランドに優秀な人材やスタートアップ企業の創業者を誘致し、企業が国際的な専門家を採用できるよう支援します。www.workinfinland.comは人材誘致のための国のウェブサイトです。

Subscribe

Media

Media